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【バイノーラルマイク自作】安く作れる材料と簡単な作り方

ちょっとしたDIYで音声収録に活用できる簡易なバイノーラルマイクを自作することが可能なのです。30分で作れるバイノーラルマイクの自作方法についてご説明します。

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バイノーラルマイクを自作する

photo by:Levent Sadik Kucukdaban

自分好みの音を録音したいと思っている方に朗報です。

単純にモノラルで録音する場合は、スマートフォンに搭載されているレコーダーが使えます。
しかし、「音が左右から立体的に聞こえる録音」をするためには、バイノーラルマイクという専用のマイクロホンが必要になります。

製品で購入すると高そうなイメージのあるバイノーラルマイクですが、しかし、ちょっとしたDIYで簡易なバイノーラルマイクを自作することが可能なのです。

今回の記事では、30分程度で作れるバイノーラルマイクの自作方法についてご説明します。

バイノーラルマイク製作に必要な材料

バイノーラルマイクの作成に必要な材料をまとめます。簡単に原理を説明すると、イヤホンにマイクを取り付けるだけです。

ステレオイヤホン

100円均一で購入したイヤホン

両耳で聞けるイヤホンであれば、を利用して、バイノーラルマイクを作成します。

そもそも、なぜイヤホンがマイクになるのかというと、イヤホンとマイクは構造が同じだからです。

エレクトレットコンデンサーマイクロホン2つ

ECMはマイクの入力をする

バイノーラルマイクの写真のエレクトレットコンデンサーマイクロホン(ECM)をはんだ付けすることで、音を出力していたイヤホンが、マイクとして入力をするようになります。

左右の耳にひとつずつ取り付けるので、2つ用意をしてください。

元々はPanasonic がWM-61A というコンデンサーマイクロホンを発売していたのですが発売を中止しているので、現在、秋月電子通商が相当品を販売しています。1個50円ですが、はんだ付けに慣れていないと失敗をする危険性があるので、多めに買っておいたほうが安全です。

購入は、店舗あるいはインターネットでも出来ます。

半田ごて

はんだは低温度を維持してください

ECMが小さので細かい作業になります。ですので、先端が鋭いものがオススメです。また、はんだ付けするときは低温で作業できるようにしてください。

バイノーラルマイクの作り方

それでは、作り方を見ていきましょう。
単純にまとめると、次のような3ステップで作成していきます。

  1. イヤホンを解体する
  2. マグネットを取り外す
  3. マイクコンデンサーを取り付ける

1.イヤホンを解体する

イヤホンを解体します

まず、イヤホンを解体します。イヤホンの継ぎ目の部分を取り外すのですが、接着剤で貼り付けられているので非常に硬いです。今回はラジオペンチで横から力を加えて取り外します。

イヤホンの中にはマグネットが入っています

イヤホンの中には、プラス・マイナスの2本の線で繋がったマグネットが入っています。このコードを取り外します。

2.マグネットを取り外す

コードをマグネットから取り外します

2本のコードとマグネットははんだで繋がっているので、半田ごてで熱して取り外します。

コードには色つきのものと、色のないものがあります

取り外すと、コードには金色の線と色つきの線(写真では赤ですが、逆側は青でした)があります。ECMを取り付けるときに、この色によって取り付ける場所が決まっているので注意してください。

3.マイクコンデンサーを取り付ける

ECMのはんだづけ接続方法

そして、ECMにコードをはんだ付けします。右側の独立しているほうに色が着いているコードをつけて、左側の外に接しているほうに左右で同じ色のコードをはんだ付けします。

ECMをつけるときは低温で手早く行います

ECMをはんだ付けするときは、先端の尖った半田ごてを270度程度の低温で手早く取り付けてください。

以上でバイノーラルマイクは完成となります。

次回はノイズの発生しないクリアのバイノーラルマイクの作り方をご紹介します

今回作成したバイノーラル録音マイクで収録した音源です。

ノイズが発生してしまっているのと、左耳が詰まっているように聞こえてしまっています。

おそらく、はんだ付けの際に時間がかかりすぎてしまっていたり、半田ごてが熱くなりすぎていたのが原因だと考えられます。

次回は、こうしたノイズが発生しないようにするバイノーラルマイク作りのコツをご説明します。